最新のAndroidOSであるAndroid6.0を搭載したNexus5X。
2015年10月に発売されたこの最新スマートフォンを2週間借りて使用しました。
箱はコンパクト
右側面に電源ボタンと音量ボタン。simカードは左側面にスロットがある。
カメラは背面上部。カメラの下の丸いパーツは指紋センサーだ。
Android6.0の新機能の中でも特に大きいのが、「Now on tap」と「指紋認証」の2つ。 他にもいろいろな変更点があるものの、普通に使っている分には気付かないレベルだったので今回は割愛します。
iPhoneではすでに当たり前になっていた指紋認証。ようやくAndoridにも搭載されました。指紋認証対応端末であれば、ロック解除をはじめ、パスワード入力の代わりに使う事が出来ます。
まだ2週間しかつかっていないので今後どうなるかはまだわからないものの、iPhoneと比べて指紋読み取りがエラーになる確率が格段に低いです。
これはOSではなくNexus5Xの特徴ですが、読み取り精度以上に素晴らしいのがセンサーの位置。端末を自然に持った時に人差し指が丁度あたる位置に、ちょうどいい大きさのセンサーが設置してあるので、「ロックを解こう」と思う前にセンサーが反応してホーム画面が起動します。このポジションは本当に気持ちがいい。
手に持つと自然に指がセンサーにあたる。
指紋認証と並んで大きな追加機能となったのがNow on tap。 まだ実装されている言語は少なく、英語以外では日本語だけ!
どんな画面でも、それこそホーム画面でもゲームで遊んでいる時でもSNSを見ている時でも、ホームボタンを長押しすると表示中の画面からユーザーが「次にしたい事」を予測して選択肢として表示してくれます。
多くの場合は、検索。
店名や地名が画面内にあったら地図、といった具合。
今までは ① 画面上にあるテキストを範囲指定 ② メニューを開く ③ ウェブ検索を選択 と3アクション必要だったものが
Now on tapを使えば ① ホーム画面長押し ② 選択肢から希望のものを選んでタップ の2アクションに減りました。
この画面でホームボタンを長押しすると...。
こうなる。
こう書くと1アクションしか減っていませんが、「テキストを範囲指定」の煩わしさや、一発でうまく選択できなかった時のイライラが無いというのは、なかなか快適でした。
ただし、2週間使っていて自然にNow on tapを使う事は一度もありませんでした。多くのサービスはUIが親切なので、Now on tap を使うまでもの無く目当ての行動に遷移できるんですよね。
概ね満足できる使い心地のNexus5Xですが、同梱のケーブルだけは良くなかった。
Nexus5xはUSB typeC を採用しているんですが、同梱のケーブルが Type C-Type Cなので、従来のUSBポートに差せないんです。
ACアダプターでしか充電できないのは不便なので、結局USB typeC-typeAケーブルを買い足す必要が...。
ただ、TypeCケーブル自体は今後主流になる規格なのでこの悩みは今だけかもしれません。
USB typeCケーブルの特徴をざっくり書くと以下のようになる。
・上下左右がないから差し間違えがない。 ・データ転送ど充電が同時にできる。 ・データ転送速度がUSB3.0の2倍に。 ・電力供給量が大幅に増えて充電時間が短縮。 ・動画も転送できる。ディスプレイケーブルも、HDMIケーブルももういらない。
つまり、あと数年もすればすべてがこれ1本で済む。Macbookは既にそう。
でも、iPhoneならまだしも、Nexus5XにC-Cケーブルしか同梱しないのはちょっと早かった。